まいにちのマッサージ
シュリカリアシュラムでは毎朝フットマッサージをします。それが一日の始まり。
ペアになり、両足を使いパートナーの体をマッサージしていきます。
1番の目的は、からだの気の巡りを整えること。
「気」は目に見えるものではないですが、日本人のわたしたちは古くからその概念を持っていて、「元気が出る、元気がない」「病は気から」という言葉が示すようにわたしたちの身心の健康は気の巡りを整えることによって養われることが分かります。「経絡」「Nadi」「Prana」「チャクラ」などもおなじ。
また、ペアになって行うことは、パートナーのからだを雑に扱うことができない→パートナーは神聖な存在である、というのを通して「わたし自身も神聖な存在である」というのを(頭で理解するだけでなく)じぶんの奥深くから認めることの練習にもなります。
コミニュケーションの練習、じぶんを表現する場にもなり、もっと弱く・強くして欲しいなどじぶんの希望を伝える練習でもあります。遠慮やお世辞などは必要なく、お互い真に向き合う練習。
手ではなく足を使ってマッサージをするのは、より少ない労力でマッサージすることが出来るからです。わたしたちは自分の体を酷使せずとも、お互いが快適にマッサージができます。足だと負荷がかかりすぎる場合は、手を使う方法も教えてもらうので、パートナーの希望を聴きながら行っています。
実際「足の親指だけを使う」など、はじめはかなり難しくやり辛さを感じていました。でも毎日マッサージを続けていると、自分の足の感覚も鋭くなってきて、足の指の使い方や力の調節、パートナーの筋肉の動きや硬さ、筋反射などが分かるようになってきました。✨
最初にマッサージの方法を学んだ時、先生が「はじめは頭を使ってマッサージをしていくと思うけど、回数を重ねるとマッサージをする方もされる方も瞑想的になっていく」と言っていて、はじめはこんな感じ「😳⁉️」でしたが毎日毎日マッサージを繰り返していると「瞑想的」の感覚が少し分かるような気もします。
マッサージをしてもらっている時はされるがままに横たわり、ただただ気持ちいいです。
が、マッサージをしているときも心地いい感覚になってきました。
マッサージの順序や感覚がからだで分かるようになると、マッサージをしているにもかかわらず頭で考えなくても勝手に足が動き、気持ちいい強さを与えることができるようになってきます。自分がマッサージをしてるのに、からだが勝手に相手のことを考えて動いているような、別の考え事をしていて上の空のわけでもなく、わたし自身はマッサージに集中して入り込んでいる(と思う)ので、なんとも不思議な感覚です。
気持ちよかった、Lovely、Beautiful、Sweet・・・、深い眠りに落ちて起きなかったり、大きなハグをしてくれたり、色んなフィードバックを返してくれます。
この間、わたしがマッサージをしてもらった後「本当にありがとう。わたしは夢の中にいて、夢の中を歩いていた。良かった。」と言われました。わたしはただ横たわっていただけだけど、マッサージをしているパートナーもすごく瞑想的で心地よかったみたいです。
素直に、わたしもとても嬉しかったです。💓
フィジカル的にも色んなタイプの身体があるので、それを知るために違うパートナーとペアを組むことが多いですが、仲良くなる・絆を深める良い機会です。
個人的に「ペアになった人の名前は覚える」というのを頑張ってています。海外の方の名前では、ちゃんと聞き取れない、発音できないほど日本人に難しい名前もあるので・・・😱😂
マッサージの技術だけでなくマッサージを通していろんなことが養われていきます。帰国してからはこのマッサージの気持ちよさを伝えていきたいし、奥深さを経験を通して知っていただけたらなあと思っています。興味がある方は是非一緒にマッサージをしましょう🙏❤
おなじ順序のおなじマッサージを繰り返しているのですが、そこから得る経験はまいにち違う。残りの日も、まいにちマッサージが続きます。
楽しみ。(^ ^)