解剖学
インドに来てちょうど10日経ちました。
わたしのわまりでインドに行ったことがある人に必ず言われた「強制デトックス」(インドに行くと必ず起こると言われている嘔吐、下痢、腹痛のこと😂)もなく、ゴアの中でも更に田舎にいるので本当にのんびり空気が流れていて、わたしも毎日平和に暮らしています。
シュリカリアシュラムではタントラ(密教)と呼ばれる哲学を元に、ヨガやアーユルヴェーダを学んでいます。
わたしがシュリカリのヨガに惹かれたのもその普遍な哲学やリグヴェーダ(大昔のインドの経典、聖典)に基づく変わらないアーサナだったので、学ぶことももちろん哲学的なことが多いのだろうと予想していました。
初日から哲学のレクチャーがあり、自分なりの咀嚼・嚥下を繰り返しながら勉強しています。そもそものものの考え方やまのの見方が違う(わたしの思考が直線よりのに対し、アシュラムでのレクチャーは非直線的)ので、そこに対しての自分のもどかしさは日々感じますが、それも練習のうち・・・と思うことにしています。考え方のベースを作るのに、日本語での課題図書がかなり役立っています。
先日、初めての解剖学のレクチャーがありました。まずはお互いペアになりパートナーとのあたたかなハグからはじまります。お互いの身体を使い、実際の骨や筋肉、腱、神経などを触り、働きを確かめながら進みます。踵骨・足根骨・中足骨・趾骨など、足のこまかな骨からひとつひとつ丁寧に確認していきます。筋肉や神経も起始停止、走行を確認していきます。
哲学重視のレクチャーだと思っていたので、先生方の知識の深さには本当に驚きました。それに、分かりやすい。
わたしたちのからだは一人一人神聖なものであり、ヨガは自分らしく生きるための実践。そのバックグラウンドにこんなにこまやかな解剖学への理解も含まれていたことに感動しました。
わたしは元々解剖学は苦手。ここ数年で再び解剖学の楽しさを認識し、学びを深めつつあるのですがさらに解剖学が好きになりました。
レクチャーではノートは一切取らないので、これは復習のメモです。😊